第26回 自動認識総合展 出展レポート

つぶつぶコラム

2024年9月11日(水)~9月13日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて開催された「第26回 自動認識総合展」に出展しました。バーコード/2次元コードライブラリ、音声コードソリューション、正規品認証に役立つ真贋判定ホログラム「HiddenTag」、音声認識ソリューションを展示しました。

また、今回は東芝デジタルソリューション社にご協力をいただき映像解析AI「SATLYS(サトリス)」の展示が実現しました。グレープシステムブースでは初めてのご紹介となります。

みんなが読める・耳で聞く音声コードUni-Voice(ユニボイス) 

ブースの一角には、たくさんの冊子やチラシ、封筒などが並べられていました。ここ最近、数多くのお問い合わせをいただいています「音声コードUni-Voice」のコーナーです。

マイナンバー通知カードやねんきん定期便など多くの採用事例がある「音声コードUni-Voice」ですが、まだまだその存在を知らない方も多く、ブースでは担当者がひっきりなしに説明をしていました。

グレープシステムでは、「音声コードUni-Voice」の日本語文書コードイメージデータをデータプリント用に作成するソフト「GR-ADK II」を提供しています。また組込み機器等向けに「音声コードUni-Voice」の「文書コード」をエンコード・デコードするためのバイナリ提供ライブラリや「音声コードUni-Voice」の印刷結果品質を検証するシステムなども提供していますので、お気軽にご相談ください。

正規品認証に役立つ真贋判定ホログラム「HiddenTag」

こちらは化粧品や衣料品、おもちゃなどが所狭しと積まれていました。多様な分野で活用されている正規品認証(真贋判定)を行うための「HiddenTag」。ラベルは大きさやデザイン、形状、素材など豊富にあり、バラエティに富んだ実物を手に取ってご覧いただきました。「これ、見たことある!」といった声も聞こえ、さすがの採用実績だなとニヤけてしまいました。

会場では、特長である3重の検証、ホログラムによる肉眼検証、スマートフォンアプリによるラベルデータ検証、サーバモニタリングを実際にご覧いただきました。なお、HiddenTagは真贋判定だけではありません。流通管理やユーザー登録サービス、イベント連動などの活用事例をご説明することで、そこに興味を持つお客様もいらっしゃいました。

バーコード/2次元コード ソースコードライブラリ

多くの組込み機器で採用実績のある、QRコード、DataMatrixコード、各種バーコード、GS1 Databarのソースコードライブラリ製品をご紹介しました。

ブースでは、ルネサス社製RZ/A2Mを使用した評価ボード「GR-MANGO」にて、各コードをマルチリードできるデモをご覧いただきました。

中には、デモを見られて実現性を確認されたり、上司の方からの紹介を受け翌日に部下の方が詳細を確認に来られたということもありました。ご来場したお客様が即座に反応してもらえると、展示会出展の意義を感じます。

組込み環境に最適な音声認識ソリューション

音声認識コーナーでは、IoT向けシングルボードコンピュータ「SPRESENSE」に「RECAIUS ボイストリガー」を実装した音声認識評価キットを展示しました。並べられたノベルティの青が眩しく、主役の座を奪われたような写真になってしまいましたが、右端の黒い評価キットにご注目ください。グレープシステムのロゴマークもついています。本体は地味なルックスなのですが、任意のトリガーワードを登録でき、簡単に音声認識をお試しいただける優れものです。ブースでは実際に発話してお試しいただきました。早口で話すと認識しづらいのがバレてしまいましたが、それが評価キットの役割なので、しっかり仕事をしてます。

ちなみに、以前は人前で機械に声で呼びかけることに少し抵抗感があって、発話認識のデモも小声となりがちで精度も悪くなっていたように思いましたが、今回は精度が増しました。SiriやAlexaのおかげでだいぶ慣れたように思います。

東芝アナリティクスAI 「SATLYS」 映像解析AI

最後に今回初出展(参考出品)となる映像解析AI「SATLYS」の展示です。映像解析に学習済みAIモデルを用いて、目視による解析の負担を軽減するソリューションです。カメラに依存しないので、既設のカメラ映像を活用できます。ブースではデモ動画をご覧いただくとともに、顔認識のモデルを使ったデモを行いました。その場で登録した顔に対して認証できたら○を表示する簡単なデモでしたが、1mほど離れても○が付くその精度にお客様だけでなく、我々も驚きました。

このブログとは別に、グレープシステムサイトのイベントページにも自動認識展のレポートがございます。現地で撮影した動画や資料のダウンロードもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

>>イベントページはこちら

9月になり、少しは過ごしやすくなるかと思いきや連日の猛暑。会場までお越しいただいた皆様さまは、汗だくになっていたことと思います。

本当にご来場いただきありがとうございました。

次の展示会は11月の横浜を予定しています。

深まる秋、心地よい気候となることを願いつつ、準備を進めてまいりますので、ぜひお越しください。会場でお会いできることを楽しみにしています。