なぜ、組込み開発の現場で「GR-QR Encoder」が選ばれるのか? オープンソースからの乗り換えが増えている理由

つぶつぶコラム

はじめに

近年、製造現場や産業機器において、トレーサビリティ管理やスマホ連携のために製造現場で「QRコード生成」のニーズが増え続けています。

それに合わせて「組込み機器で直接QRコードを表示したい」という話も増えています。
PCアプリなら、様々なアプリがあったり、使いやすいサンプルがあったり、またオープンソースを利用したり、と実装に困ることもほぼないですが、組込み環境になるとエンジニアにとっては頭の痛い問題が出てきます。

「OSS(オープンソース)のライブラリを入れたらROM容量が溢れた」
「GPLライセンスのため、商用製品に組み込めない」
「マイコン(MCU)のスペックが低すぎて処理が重い」

そんな「組込みQRあるある」を解決する、グレープシステムの商用ライブラリ「GR-QR Encoder」を紹介します。

「GR-QR Encoder」は なぜ組込みに強いのか

GR-QR Encoderは、組込みシステムに最適なQRコード生成(エンコード)ライブラリです。組込みソフトウェア開発で採用される理由は、大きく3つの「安心」にあります。

・ソースコード提供
C言語で記述されたソースコードでの提供のため、ブラックボックスがありません。
また、CPUやコンパイラなどの環境に依存しないので、将来的な保守も安心です。

・軽量・コンパクト
リソース管理が必要な組込み環境向けに設計されています。特にリソースが限られた、ルネサスエレクトロニクス社のRXやST Micro社、 Microchip社等のCortexMマイコンなどでも軽快に動作します。

・ロイヤリティフリー
開発時にライセンスを購入すれば、量産時のロイヤリティは不要。原価管理がシビアな量産製品に最適です。

OSSライブラリとの決定的な違い

GitHubなどで見つかるフリーのQRライブラリと何が違うのでしょうか?
最大の違いは、「組込みへの最適化」と「信頼性」です。

・OSレス(ベアメタル)環境対応
LinuxやWindowsが不要です。リアルタイムOS環境はもちろん、OSを持たない小規模なファームウェアにもそのまま組み込めます。

・マイクロQRへの対応
基板や小さな部品への印字が必要な場合、省スペースな「マイクロQRコード」への対応が必須ですが、GR-QR Encoderはこれを標準サポートしています。

・JIS規格(JIS-X0510)準拠
日本の産業界で求められる厳格な規格に準拠しており、読み取りトラブルのリスクを最小限に抑えます。

実装のイメージ

使い方は非常にシンプルです。
基本的にはC言語のAPIをコールするだけです。

1. パラメータ設定: バージョン(サイズ)、誤り訂正レベルなどを構造体で指定
2. エンコード実行: 文字列またはバイナリデータを入力としてAPI呼び出し
3. 描画処理: 出力されたビットマップデータをLCDドライバやプリンタバッファへ転送

「.NET」や「Java」からの呼び出しが必要な場合でも、ラッパーを作成することで柔軟に対応可能です。受託開発になりますが、当社での開発も可能です。でも、ラッパーを作成することで柔軟に対応可能です。受託開発になりますが、当社での開発も可能です。

導入事例

こんな場所で使われています
・産業用インクジェットプリンタ: 段ボールへの管理コード印字
・駐車場の精算機: レシートや画面への動的なQR表示
・医療用計測機器: 測定結果をQR化し、タブレットへ転送
・自動販売機・券売機: 決済用コードの表示

導入実績のある GR-QR の採用で、品質の確保と工数の削減を実現

QRコードの生成ロジックを自前で実装・検証するのは、開発工数的にも品質リスク的にも得策ではありません。
「GR-QR Encoder」のような実績あるミドルウェアを採用することで、ソフトウェア開発者が「QRコードをどう作るか」ではなく、「QRコードを使ってどんな付加価値を生むか」という、本来のアプリケーション開発に集中できるはずです。

期間限定(原則30日間)の無償評価貸出(ソースコード提供)も用意していますので、まずは実機や開発中の環境、評価ボードなどで、QRコードを表示する実装イメージを気軽に体感してみてはいかがでしょうか。

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