CO2センサーはどこに設置すればいいの?~教育機関編③~

IoT

第1回のコラムでは「どのようなCO2センサーを選べばいいの?」と題して、CO2センサーを選ぶ上での課題や注意すべきことを簡単に説明しました。また、第2回のコラムでは「どのようにネットワークに繋がるのか?」と題して、BLEやWi-Fiを始めとして、各種CO2センサーが対応している通信規格をご紹介してきました。

ここで、これまでのコラムの情報を参考にして、実際にCO2センサーを購入したり、CO2監視システムを導入したりしたとしても、次に、CO2センサーをどこに設置すればよいのか?という疑問が浮かぶと思います。
そこで、今回は「CO2センサーはどこに設置すればいいの?」と題して、CO2センサーの設置方法や、また、CO2監視システムを構成するもう一つの重要な要素であるゲートウェイに関しても説明していきたいと思います。

CO2センサーの設置などについて

CO2センサーはどこに設置すればいいの?

まず、CO2センサーは各教室(講義室、演習室など)に1個ずつ設置するのが一般的です。
しかし、大きな講義室の場合は複数設置する場合もありますし、教授室や研究室など、混雑が予想されない部屋にはセンサーを設置しない場合もあります。
このように、状況に応じて、設置する部屋、設置する台数を決めていくことをお勧めします。

また、CO2センサーの設置位置に関しては、厚生労働省が発行している、
「冬場における換気の悪い密閉空間を改善するための換気について」(※1)
によると、ドア、窓、換気口から離れた場所で、人から少なくとも50cm離れた場所とすべきであること、併せて、部屋の中央部の床上75cm~150cmの位置で測定を行う必要があることが記載されています。

しかしながら、これらはあくまで基準であり、これらに当てはめると運用面で不便になるなど、実態に伴わないこともあります。
その為、実際には弊社やセンサーメーカー等の専門家にお尋ねされることをお勧めします。

CO2センサー以外にはゲートウェイも必要!

前回のコラムでもゲートウェイについて少し触れましたが、CO2監視システムを構成するもう一つ重要な機器として、ゲートウェイが挙げられます。
ゲートウェイはCO2監視システムにて、CO2センサーから受け取った測定データを中継する為の装置です。
その後、ゲートウェイによって中継された測定データは、学内ネットワークからインターネットを通じてCO2監視システムのクラウドサーバに送られます。

このゲートウェイは使用されるCO2センサーや通信規格などによって変わりますが、例えば、IoTでよく使用されている通信規格であるLoRaWANを使用する場合は、校舎1棟につきゲートウェイを1台ずつ置くことが多いです。
また、設置場所としては、ゲートウェイは学内ネットワークに繋ぐことが多い為、ネットワーク機器が設置されていることが多いEPS(電気配線シャフト)内に設置することが多いです。

他の通信規格では、Wi-Fiを使用したCO2センサーでは1フロアに1台、BLEを使用したCO2センサーではCO2センサー1台につき1台を設置することが通常です。

ただ、実際の設置作業やその他サポートは弊社や電気通信事業者等の専門家が担当しますので、お客様が把握しておく必要はないところではあります。

ゲートウェイからはどのようにデータが運ばれるの?

前回のコラムで、CO2センサーによって対応しているネットワークの種類、いわゆるCO2センサーが対応している通信規格について話をしましたが、ゲートウェイからはどのようにデータが運ばれるのか?という話もしていきたいと思います。

この点については、お客様が用意されている環境にもよるのですが、一度学内のネットワーク(学内LAN)を経由してインターネットに繋いで、その先のCO2監視システムのクラウドサーバにアクセスすることが多いです。

ゲートウェイから学内ネットワークに繋ぐ際には、Ethernet(有線LAN)やWi-Fi(無線LAN)を利用することになると思いますが、Ethernetの場合は、ゲートウェイからLANケーブルで学内のネットワーク機器に繋ぐ必要がある為、ネットワーク機器が設置されていることが多いEPS(電気配線シャフト)内にゲートウェイを設置することが多い、ということになります。
Wi-Fiの場合は、EthernetのようにLANケーブルを繋ぐような物理的な制約はありませんが、ゲートウェイそのものを人目に付かない場所に設置する必要がある為、何れにしても、各校舎、各フロアのEPSのような場所に設置することになると思います。

今回は、CO2センサーはどこに設置すればいいの?という視点でお話をさせて頂きました。
ただ、お客様が細かい部分を検討する必要はなく、実際には我々専門家がお客様の様々な状況に合わせたご提案をさせて頂きますので、あまり気にされるところではありませんのでご安心ください。

※1.厚生労働省 作成
「冬場における換気の悪い密閉空間を改善するための換気の方法」

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