スマート工場EXPO2024 出展レポート

つぶつぶコラム

2024/1/24(水)~26(金)に東京ビッグサイトにて開催されましたスマート工場 EXPOに出展しました。グレープシステムにとっては、2024年最初でしかも初出展の展示会でした。

スマート工場EXPOは、製造DXを実現する技術が出展される大規模な展示会ということもあり、今回は主軸である組込み製品ではなく、IoTやAIをメインに「トータルでのスマート工場ソリューション」をご紹介しました。スマート工場運用のための製造設備/ラインの監視/制御だけでなく、製造業に要求されるカーボン排出規制のカーボンニュートラル対応のデモ展示を行いました。

※展示物の詳細は、当社イベントページにてご確認ください。

また、今回は台湾のICP/DAS社との共同出展でした。

ICP/DAS社側では、展示台上にセンサーやI/O装置、遠隔監視のためのゲートウェイ装置が置かれ、カウンター越しに来場者と会話するスタイルで、一緒にモニタを見ながら説明する当社とは異なり、真正面からお客様と向き合えるこのスタイルも素敵だな、と思うと同時に今後の参考になりました。

一方、グレープシステム側は、上部の大型モニタと展示台上にディスプレイを4台、これでもかと並べてみました。展示会では毎度のことですが、見せたいものが多くて困ります。今回はFirstEnergy社にご協力いただき風力発電設備の運用保守システムを、またゴモジー社にもご協力いただき水処理施設を模した簡易的なデモも含め、IoTサービスの運用画面をご覧いただきました。

モニタを見せながら、「Exosite社のIoT監視サービスExoSenseは、監視対象にあったわかりやすい監視画面を簡単に提供できます!」とご説明すると、多くのお客様に興味を持っていただき、実際の運用画面を見ていただくことで「見える化」の重要性が伝わりやすいように感じました。これも「見える化」です。

また、ディープインサイト社のタッチレス制御のデモンストレーションを行っていると(決して遊んでいたわけではありません)、気になって足を止めてくださる方も多く、たちまち人だかりができ、タッチレスでの操作をたくさんの人に実際にお試しいただきました。

空中で指をくっつけて離して動かして、とディスプレイ上にオーバーレイされた手を見ながら操作する様子は少しぎこちなくて、でもどこか楽しそうで、お試しいただいている方の表情を見ているだけで、私も楽しい気持ちになりました。

当社の展示とは直接関係がなかったのですが、ゴモジー社が用意した電動スクーター(電動キックボード)も人集めに一役かってくれました。広い施設や工場内での移動には役立つなぁと思い、使ってみたくなりました。

将来、センサーやAIを駆使して目的地まで自動誘導してもらえるなら、私のような方向音痴でも迷子にならずに済みそうです。そんな未来がやってくるのでしょうか?

日を追うごとに会場がにぎわっていたように感じてはいましたが、実際右肩上がりで3日間で7万7千人超の来場者があったそうです。この展示会で紹介された技術は、生産性の向上やリアルタイムデータの活用など、製造業における課題に対する解決策を提供するものであり、今後ますますその価値が高まることでしょう。

次の展示会もぜひお楽しみに。